コンクール目前、みなさん調子はいかがですか?
本番前の合奏はやることが沢山あります。演奏のレベル向上を考えるよりも、様々な角度で客観的に自分達のバンドが見られているのかを今一度確認してみましょう(先日のプチコラムに書いたように、録画をするのもひとつの方法です)。
□落着いたチューニング
いつものような演奏直前のチューニングは基本的にできませんね。出番数分前のチューニングをしたら、その後は本番まで音が出せないのが一般的です。ですので、練習時も同じ方法で演奏をしてみましょう。直前にしっかり音が出せないのは管楽器にとってかなりのプレッシャーですからね。慣れておかないと。
□ステージへの出かた(歩き方、姿勢)はどうか
決して審査員に良いとこ見せようということではありません。ダラダラ歩いてたり、緊張しすぎて足下がしっかりしてなく、イスや譜面台にぶつけたりしないように、ということです。
□イスに座ってから指揮者が挨拶し、演奏が始まるまでの時間をシミュレーションしてみましょう
本番通りの流れをシミュレーションしておくことで、いくらか本番が落着いて演奏できることでしょう。
□演奏後の起立はしっかりできているか
これはステージ入場を同じような感じです。決して審査員に良いところを見せなさいと言っているわけではなく、必要最低限のステージマナーがしっかりできているか、特に今回始めてコンクールを受ける人は、先輩がしっかり教えておきましょうね。
□ステージから退場して、楽器を片付けるまでをシミュレーションしましょう。
演奏が終わったからと言って、舞台袖でガヤガヤしていては他の団体に迷惑です。楽器を片付け終わるまでは本番だと思って、迅速に行動できる練習をしておきましょう。
特に準備から片付けまで打楽器の方は別行動であることが多いです。その点も充分把握しておきましょう。とにかく周りに迷惑をかけずに、迅速に行動することが必要です。
□良い結果であるシミュレーションをしましょう
本番直前はとかく不安なところがたくさん見えてきてしまうものです。しかし、直前にあがいたところで良い結果は得られるとは思えません。今まで頑張って練習してきた成果を、充分に発揮するためには「音楽を楽しむこと」が絶対条件んです。
「どうしようどうしよう」ではなく、良い演奏ができた自分、良い演奏ができたバンドのイメージを強く持ち、本番を迎えられるようにしましょう。
・本番を想定した通し練習を毎回おこなうのも良い
・出入り曲終わり起立練習や曲間の打楽器の移動等も本番通り